ネックレス制作の記録

手作りアクセサリー教室に通われている生徒さんが制作したネックレスです。四角形を基調としたトップにガーネットの丸玉を組み合わせ、金属の直線と石の丸みを対比させたデザイン構成になっています。枠の形状は角を残しつつ、内部にはわずかに曲線を取り入れることで、シルバーの硬質さが強く出すぎないよう調整されています。
中心のガーネットをどのように配置するかについては、制作途中で複数の案を比較しながら進められました。石の位置・固定方法・見え方のバランスを検討し、最終的にはトップ全体との一体感が出る構成に整えています。金属部分の成形、ヤスリ掛け、石枠の調整、表面仕上げなどを段階的に行い、石の厚みや丸みを考慮しながら納まりを調整しました。
ガーネットの色味に合わせて革ひもは赤系を選び、トップとの統一感を持たせています。革ひもは長めの長さに調整しており、トップのサイズが大きめでも見た目の重さが出にくい構成です。首元の位置が安定するよう結び目や長さの調整も行われています。




