アレンジオーダーの記録
ckr−177+178のペアリングをベースに、アレンジオーダーで制作した事例です。上の画像はカスタム前の元となるデザインで、リング全体に緩やかな流れがあるシンプルな構造となっています。来店されたお客様は当日一日を通して栄周辺を回られ、その最後に当店へお越しになりました。既製のペアリングではありきたりな印象になる点を避けたいという要望があり、予算面からもフルオーダーではなくアレンジによる制作方法を選択しています。
完成品は、ブルートパーズを挟み込む形で加工を施しています。石を追加することで元の流線形の印象が強調され、より動きのあるデザインに変化しました。素材の厚みや幅を確認しながら石を留める位置を調整し、全体のバランスが整うよう加工を行っています。
ぱっと見では分かりにくいものの、2本を合わせるとハートの形が現れるデザイン構造です。ベースとなるリングの造形はそのままに、石の追加と刻印の加工を加えることで、個々の特徴を持たせています。リング内側には日付などの刻印も施し、装着時に分かりやすい位置になるよう調整しています。
アレンジオーダーは、実際にサンプルを見ながら加工内容を決められる点が特徴です。フルオーダーと比較すると費用を抑えつつ、既存デザインに個性を加えられる方法となっています。制作は来店での相談が前提で、素材やデザインの組み合わせを確認しながら進めます。